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Emergency  痔主だった管理人

   今をさかのぼる事10数年、当時の管理人は建築用材を製造する会社に勤務していました。バブルの 時期であり毎日のように残業で身も心もクタクタでしたが、その体で製品のクレーム処理に日本中を出張していたのです。 管理人は、下戸である代わりに凄いヘビースモーカーで毎日2箱ほどをすっていましたが、 便通は小さい頃から毎日あったし、お腹を壊して下痢なんて事はめったに無かったのでまさか自分が痔などを患うなどとは 考えた事さえなかったのです。
   ところがある日、椅子から立ち上がった時にお尻に今までとは違った感触が・・・。ほんの一瞬の事だったので気にも留めずに 仕事をつづけているうちに再び同じような感触に襲われたのです。今度は一瞬ではなく肛門付近に何か挟まっている感じは 一日中続きました。この時点で適切な処置をしていたらと今になって悔やまれるところです。


   一週間ほど経った時に管理人にとって歴史的な日はやってきました。それは会社が始まって間もなく 急におならをしたくなったので 誰もいないのを確かめて「ぷーッ」とこいた時です。「あっ!」なんだか屁以外のものが出た感じがしました。「しまった!この年になってウンコもらした」 もう最悪でした。
   トイレで始末する以外ないと思いこっそりとトイレへ。最初にパンツを見て汚れていないのを確認しました。 少し安心したので今度は肛門を拭こうとしたところ指にころころとした物が当たるではないですか、しかも指が触れるたびに ピリピリと痛みが走るのです。「なっ、何じゃこりゃ!!」驚きました。
   痔というものを知らなかったのですから 寄生虫の頭か, はたまたエイリアンか・・・・触ると痛いのでそのままゆっくりとパンツを上げ 仕事に戻ったのです。 お尻の谷間に挟まれた異物は歩くたびにすれて痛むのですが、我慢する以外にすべは無くとても長い一日に感じられました。
   家に帰ると妻に今日の出来事を話し、お尻の谷間の異物を見てもらうことにしました。「これって痔じゃん。」開口一番 妻は言い放ちましたが、痔と言うものを知らなかった管理人は妻の説明を聞いて驚きと情けなさを隠せませんでした。 とりあえず風呂にいり患部をあっためオロ〇イン軟膏を塗って寝たのでありましたが、まさか2年も痔と付き合うことになるとは このときは思いもしない管理人でした。

   痔とは漢字の通り寺まで持っていく病気と昔から例えられている様に、 一度「痔」になると繰り返し痔になりやすい疾患です。「痔」とは別名、お尻の「しもやけ」と言われ、 肛門周囲の血流が滞ることによって生じる疾患です。日本人の3人に1人が、痔主と言われる位多い疾患です。
   では何故「痔」になるのでしょうか?肛門の周りには、たくさんの静脈があります。人間が進化の過程の中で、 四足から二本の足で歩く様になってから「痔」が発生したと言われます。 歩くまでは、心臓と肛門は平行だから血液の流れが滞ることはほとんど無かったようです。 だから肛門周囲の静脈には逆流防止弁はありません。また心臓から遠く離れた足等の静脈は、 逆流防止弁があり、心臓に戻りやすくしています。(地球の重力の影響) しかし、いずれも例外なくそれぞれのキャパを超えた負担をかけ続けると静脈瘤などの弊害が生じます。