内痔核
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痛みをほとんど感じませんが、出血をします。赤い血が飛び散るようにでることもあります。
進行すると、排便時に肛門外に飛び出すようになり、さらに進行すると、常に飛び出しているようになり、
痛みもあります。これを「脱肛」と言います。
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| 第1度 痔核が肛門内でふくらんでいるだけで、排便時に肛門の外へ出ない状態 |
| 第2度 痔核が排便時に肛門の外へ出てくるようになるが、排便後は自然に肛門内に戻る状態 |
| 第3度 排便時に肛門の外へ出た痔核が、自然に肛門内に戻らずに、指などで押し込まないと戻らなかったり、体を動かした拍子に肛門の外に出てしまう状態 |
| 第4度 痔核が常に肛門の外に出たままで、指などで押し込んでも肛門内に戻すことが出来なくなった状態 |
排便時、痛みは伴わないものの出血が見られます。
最初の頃は排便時、痔核が肛門の外に出ますが排便が終了すると共に中に戻ります。
しかし、次第に排便が終了しても痔核が中へ戻らなくなってしまい脱出したままとなります。
そうなると痛みはますます強くなります。
内痔核と共に肛門の上皮まで出てくるものを脱肛といい出血、残便感といった症状が見られます。
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原因 |
痔核は、肛門内の静脈の血流が悪くなり、
うっ血した状態です。排便時の強いいきみや加齢、長時間同じ姿勢でいるための肛門への加重、
日常生活の不摂生、ストレスなどが原因で起こります。特に女性の場合、妊娠・出産が痔には大敵。
赤ちゃんの重さで肛門に圧力がかかるうえ、便秘になりやすく、出産時には強くいきまなければならないからです
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外痔核
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| 外痔核は内痔核に合併することが多く、内痔核の脱出とともに大きくなるため、
内外痔核とよばれることもあります。外痔核も1個だけとは限らず、複数でできることも
珍しくありません。 |