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痔の種類と症状

   三人に一人は「痔主」ともいわれるほど、痔に悩んでいる人は多い。 ただ、痔は肛門周辺の病気の総称で、一つの病気ではない。 1.痔核(イボ痔) 2.裂肛(キレ痔) 3.痔ろうの三つに大別され、それぞれ、原因や症状、治療法も異なっている。 この中で最も多いのが、痔核。痔全体の約半数を占める。次いでキレ痔、痔ろうの順だが、合併している人もいる。 痔の悩みは「なった人でないとわからない」ともよくいわれるが、痔に悩む動物というのもあまりきいたことがない。 人間特有の病気であるようだ。人間は直立して歩くため、動物に比べて骨盤周辺の静脈の血液の流れが悪くなるなど、 うっ血が起こりやすいという。痔の中でも痔核は、肛門周辺の静脈のうっ血が原因で起こる。 また、人間は状況によって、便意があってもトイレを我慢する。そのため、便秘になりやすく、 排便時に力み過ぎてキレ痔になりやすい。



痔核(イボ痔)=内痔核,外痔核

肛門の周辺にはたくさんの細かい静脈があります。この静脈が膨らんで、イボのようになったもの(静脈瘤)が痔核です。この静脈瘤から出血したり、その中に血栓を形成し、炎症を伴って痛みます。 直腸の粘膜下に静脈瘤ができたものを内痔核、肛門外側の皮下にできたものを外痔核と言います。(歯状線の内側にできたものを内痔核、外側にできたものを外痔核)

内痔核
痛みをほとんど感じませんが、出血をします。赤い血が飛び散るようにでることもあります。 進行すると、排便時に肛門外に飛び出すようになり、さらに進行すると、常に飛び出しているようになり、 痛みもあります。これを「脱肛」と言います。
第1度 痔核が肛門内でふくらんでいるだけで、排便時に肛門の外へ出ない状態
第2度 痔核が排便時に肛門の外へ出てくるようになるが、排便後は自然に肛門内に戻る状態
第3度 排便時に肛門の外へ出た痔核が、自然に肛門内に戻らずに、指などで押し込まないと戻らなかったり、体を動かした拍子に肛門の外に出てしまう状態
第4度 痔核が常に肛門の外に出たままで、指などで押し込んでも肛門内に戻すことが出来なくなった状態



排便時、痛みは伴わないものの出血が見られます。 最初の頃は排便時、痔核が肛門の外に出ますが排便が終了すると共に中に戻ります。 しかし、次第に排便が終了しても痔核が中へ戻らなくなってしまい脱出したままとなります。 そうなると痛みはますます強くなります。 内痔核と共に肛門の上皮まで出てくるものを脱肛といい出血、残便感といった症状が見られます。


原因
痔核は、肛門内の静脈の血流が悪くなり、 うっ血した状態です。排便時の強いいきみや加齢、長時間同じ姿勢でいるための肛門への加重、 日常生活の不摂生、ストレスなどが原因で起こります。特に女性の場合、妊娠・出産が痔には大敵。 赤ちゃんの重さで肛門に圧力がかかるうえ、便秘になりやすく、出産時には強くいきまなければならないからです


外痔核
外痔核は内痔核に合併することが多く、内痔核の脱出とともに大きくなるため、 内外痔核とよばれることもあります。外痔核も1個だけとは限らず、複数でできることも 珍しくありません。

裂 肛(切れ痔)


硬い便などによって肛門に切り傷ができたもの。 排便時に激痛を感じることもありますが、しばらくすると、痛みは消えてしまいます。 痛みがつらいために排便を避けがちですが、そうすると便秘になり、ますます肛門を痛めるという悪循環を起こしやすいので注意しましょう。
排便時や排便時に肛門がひどく痛みます。出血は、紙でふくと少しつく程度。 慢性化して症状が進むと、排便後の激痛が何時間もつづくようになり、傷が炎症を起こして激痛をともなう肛門潰瘍となります。


原因

一番の原因は、便秘です。 便秘がちだと便が硬くなり、無理やり出すために肛門を傷つけてしまうのです。

痔ろうと肛門周囲膿瘍


痔の中でも一番やっかいなのが痔ろうです。 肛門の奥から細菌が入って、肛門の周囲が化膿したものが肛門周囲膿瘍で、痔ろうの前段階です。 こうなってしまったら、自分で治すのは無理。 早く治療しなければなりません。 膿瘍が自然に破れるか切開したあとが、炎症をくり返し、肛門の奥とつながってトンネルができた状態が、痔ろうです。痔ろうは薬では治らず、化膿をくり返して長い間に複雑化したり、がん化することもあるので、手術が必要となります。 患者のほとんどは男性。特に下痢ぎみの人は要注意です。
肛門周囲膿瘍は、突然おしりにおできのような腫れ物ができて、痛みます。発熱することもありますが、切開して膿を出せば治まります。 痔ろうになると、おしりの皮下で膿のトンネルができるため、膿で下着が汚れたり、ベタベタすることがあります。


原因

肛門の歯状線にある肛門小窩(しょうか)というくぼみに傷がつくと、便に混じっている細菌で炎症が起こります。 その炎症が広がり、膿をもった状態が肛門周囲膿瘍です。 この膿瘍が自然に破れることを何度も炎症を繰り返し、体内に膿のトンネルが何本も伸びた状態が痔ろうです。

   杉田玄白は70歳を過ぎても毎日歩いて往診に回り、83歳で「蘭学事始」を、84歳で「耄耋独語」(ぼうてつどくご(松尾芭蕉の例)老いぼれの独りごと)を書き、翌年「医事は自然に如(し)かず」を残し、85歳で亡くなっています。 玄白は医学だけではなく、現代の理想の老後の先駆者でもありました。 その玄白にも悩みがあったのです。 “・・・いかなるか下の二穴(にけつ)のうるさくつらき事は、挙(あげ)て数へがたく・・・" 玄白は老人にありがちな秘結(ひけつ(松尾芭蕉の例)便秘)で、便毎に脱肛をおこし、“元に納めて後、始めて我身の様に覚ゆる事なり"と、その苦痛を切々と「耄耋独語」に残しています。 玄白の脱肛は老人性のものか痔によるものかはっきりしていませんが、いずれにしても、その痛みは今も昔も同じことですよね。 脱肛はいぼ痔の最も進んだ状態です。 痔も早期発見、早期治療を心がけましょう。